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カテゴリ:神奈川県( 9 )

保土ヶ谷「喫茶 トロンボ」

保土ヶ谷駅を降りてすぐの東口商店街に度肝を抜かれた
戦後からほとんどそのままの形で続く商店街らしく、まさしく本物のレトロだった
ここは横浜なの?国道一号線なの?と混乱してしまいそうな古さだったが、これがまたかっこいい

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そんな東口商店街の中にトロンボがあった
日の丸を模したようなオレンジ色のライトが優しく誘うように灯っている
ああ、とても好きな雰囲気だ
外観を見ただけですぐにそう感じ、嬉しくなっていそいそと扉を開けた

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店内は奥に向かってやや広く、手前より奥の方が一段下がった段違いのフロアになっている
そしてそこに置かれているソファは見事なレトロストライプ
昔自宅にあったものとよく似た柄だったので、感激と懐かしさでいっぱいになった
造花や絵画が飾られ、流れるのはクラシック音楽
優しい表情のマスターにモーニングセットをお願いした
出来上がるのを待つ間、別のお客さんのピラフがとってもいい匂いで美味しそうだった

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そしてわたしのモーニングセット
豪華なうえにひとつひとつが丁寧
たまご焼きも、厚切りトーストも、コーヒーも、どれも美味しくて嬉しかった

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わたしがトロンボに出かけたのは去年の夏、暑い暑い日だった
その時マスターの奥様は49年お店を続けていると仰っていた
ということは、今年は節目の50年
なんだかまた出かけてみたくなった

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by chanomibanashi | 2012-06-29 16:00 | 神奈川県

大和「純喫茶 フロリダ」

入りやすいのか、拒絶されているのか、一瞬迷う店構えだった
というのも、フロリダはとにかく派手なのだ
”純喫茶”という名前が付いていることをひとまず心の拠り所にしながら、その派手な明るい階段を上った

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上りきると足元に文字の書かれたマットが敷いてあり、一つのフロアにカラオケパブと喫茶店の両方があることを示していた
そういえば、パブ側の扉の向こうから開放感いっぱいの歌声が聴こえてくる
わたしとあいぼうはその声を聴きながら、もう一方の扉へ向かった

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店内もとっても派手だった
柱は水色、ソファは紫と緑、そして壁にはかなりたくさんのポスターが貼ってあった
動物や植物のポスターもあれば、演歌歌手の写真やサイン、3D調のカードなどもあり、ひととおり眺めた頃には目がチカチカしてしまった
しかしここまで見た目が賑やかな喫茶店はあまり見かけないこともあり、わたしはワクワクでいっぱいだった
他のお客もちらほらいて、それぞれが静かにパソコンと向きあったり和やかに打ち合わせをしていた
その人々の様子とお店の派手な様子のコントラストが鮮やか過ぎて、なんだか凄いところに来たなあとしみじみしてしまった

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カフェオレもココアも美味しく飲み終えて、これまた派手な会計カウンターへ
ピンクの電話の下の「ラスベガス」と書かれたポスターを見ながら「フロリダにラスベガス…」なんて一人で考えていた
もう全てが突き抜けている、というか、どれもこれもいちいち面白くて楽しくなってしまった

「なんだか賑やかで個性的なお店ですね」と、会計をしてくれたおばさまに話しかけてみた
すると「ああ、オーナーがあっちの人だからねえ」という言葉が返ってきた
よく訊いてみると、このおばさまが言う「あっち」というのは韓国のこと
そう言われてみれば独特の色づかいといいポスターの絵柄といい、確かにそちらの文化のようにも感じる
「とにかく派手なのよねえ」とぼんやりつぶやくおばさま
わたしたちは顔を見合わせて思わず苦笑いしてしまった

帰り際にそんなやりとりをして、わたしたちはフロリダのこの風景やセンスを妙に納得してお店を後にした
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by chanomibanashi | 2012-03-15 23:26 | 神奈川県

汐入「喫茶と食事 平林」

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いつだったか週刊現代のカラーページを見ていたら、「若いムード 喫茶平林」「若いセンス 平林理容店」という看板が載っていた
気になって調べてみると、汐入の駅前にお店があるということで早速出かけた
汐入と言えば、ずっと昔にクレイジーケンバンドのライブを観によこすか芸術劇場を訪れた
何年振りだろう、汐入

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「若いセンス」の理容店の方はお休みだったが、「若いムード」の喫茶店は開いていたので入った
店内はある意味予想外
「喫茶」というより「ティールーム」という呼び方のほうが合うような雰囲気だった

席に着いて、首から下げていたカメラをテーブルに置いた
注文を訊きに来たマスターがわたしのカメラをまじまじと見ている
「GR、だね」と言うので「はい、気に入って使ってるんです」と答えた
すると、マスターも奥の方からご自身のGRを持ってきて見せて下さった
時期が違うようで全く同じものではなかったけど、このやりとりでマスターに一気に親しみが湧いてきた
外の看板が気になって写真を撮りに来たと伝えると、「あれか。昔のやつだからなあ、若いムードとかなんか恥ずかしいよなあ」と照れていた
というかマスター、本当にダンディでかっこいい方だった
若いムード、なんだかしっくりくるとわたしは思う

うだるような暑さの中を歩いてきたので、何か元気になりそうなものを飲みたいと思いバナナジュースにした
甘さが体中に染みわたるのを感じた

マスターが今度は『散歩の達人』を持ってきてくれた
写真が載ったんだよ、と言うので、現代に載っていたような看板の写真を想像したのだが違った
汐入駅前の昔の街並みの写真があり、その撮影者がマスターなのだそう
マスターはカメラがお好きなだけでなく、腕も確かなのだ

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マスターの後ろをトコトコついて歩くかわいいワンちゃん
とてもお利口で、わたしが頭をなでている間も大人しくしてくれていた

色々と撮影させてもらい、充実感と達成感で幸せな気分になった
しかしマスターと同じカメラを使ってるわたし
この写真を見てがっかりしないだろうかと少し心配だ…


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バナナジュースで元気も出たので、お店を出た後はクレイジーケンバンドの「タイガー&ドラゴン」を口ずさみながら町を歩いた
そのままどんつきの三笠公園へ行き、戦艦三笠の記念メダルに刻印して帰った

若いムードをたのしみ、記念メダルのコレクションも増え、大満足の汐入散歩だった
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by chanomibanashi | 2011-08-16 08:04 | 神奈川県

藤沢「喫茶 ジュリアン」

横須賀線や東海道線が好きである
ここ最近は休みのたびにそれらに乗って神奈川や静岡へ出かけている
北日本出身のわたしにとって、そちら側の風景というのが新鮮でたまらないのだ

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ある日の夕方、藤沢で降りた
家電量販店の裏側にまわると、大きな丸い窓が印象的なジュリアンがあった
石の壁のごつごつ感と、丸い窓
なんだろう、この意外で素敵な組み合わせ
一目で気に入った

扉を開けて中に入ると、丸い窓の内側には白いゲーム台が並んでいた
お店のほぼ真ん中にはサンプルケース
珍しい配置だなと思う

そのサンプルケースの真下に座ろうとすると、奥さんがやってきて「そこはエアコンが直接当たって寒いので…」と言って別の席を勧めてくれた

とてもお腹がすいていたので、中途半端な時間だなとは思いつつもトーストサンドのセットを頼んだ
それを楽しみに待つ間、あまりにも素敵すぎる店内をあちこち観察していた
あの丸い窓にかかるカーテンはやはり美しいし、変わった形のライトもいい
メニュー表の写真もレトロな手作り感があって好きだ

そして運ばれてきたトーストサンド
なんだか懐かしい気持ちを思い起こさせる姿で現れたので、やられたなあ!と嬉しい苦笑いをしてしまう
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トーストサンド、サラダ、飲み物、それにお塩とおしぼりが一つの銀色のおぼんに乗ってきたのだ
ああ、この感じ懐かしい
給食を思い出してしまった
しかもとても美味しくて、あっという間に食べ終えてしまった

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帰りにもう一度、外から丸い窓を眺めた
お店の中では奥さんが一生懸命テーブルを拭いていた
ひとりでせっせと働くその姿に、お店への愛情を感じた

とにかく好みの喫茶店だった
なんだかとても気分が良くて、駅までの道のりはBen Folds Fiveの「Julianne」を口ずさみながら歩いた
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by chanomibanashi | 2011-08-15 22:30 | 神奈川県

小田原「純喫茶 ケルン」

念願だった小田原城を見に行った
なかなか見ごたえのあるお城で、じゅうぶん満足できた
あまりいい天気ではなかったけれど、お殿様気分で天守閣からの眺めも楽しんだ

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小田原駅の近くに「営業中」の赤い文字
よく見ると純喫茶だった

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BGMとテレビの音が両方聴こえる
ガラス張りの店内はベージュとオレンジのかわいい昭和の空間だった
三連のライト、かたつむりみたいな不思議な形のスピーカー、ところどころに張られたガラスが映す様々なお店の風景
どれも素敵で、いとおしいものばかりだ

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コーヒーを飲みながらふと伝票の裏を見ると「御希望のレコード」と書かれた空欄があった
ああ、そうか、と納得した
あのこだわりのありそうな素敵なスピーカーは、音楽が好きだという印なのかもと思ったのだ

ポップでレトロな純喫茶で、お気に入りの音楽を聴けたらどんなにいいだろう
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by chanomibanashi | 2011-06-30 23:06 | 神奈川県

関内「コーヒーの大学院 ルミエール・ド・パリ オーキット特別室」

先日、横浜へ遊びに行ってきた
ちょうど開港記念日だったのだが、あいにくの大雨で街もそれほど賑わった感じではなかった

雨の中、この日は横浜のディープなところを探検して回った
街はまだまだ知らないことだらけだとつくづく感じる
過去に訪れたことのある喫茶店に何軒か寄ったりもした
また新しいお話が聞けて面白かった

コーヒーの大学院も何度か訪れた大好きな喫茶店
しかしその奥にある「オーキット特別室」に入るのはこれが初めてだった

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特別室と言っても、予約が必要とか特別料金が発生するとかそういうことは無い
いや、でも、中に入って驚いた
これは特別料金でもいいんじゃないかな!

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ハマのゴージャス
なんてゴージャス
見事なタイル画、ステンドグラス、シャンデリア…
とにかくどこもかしこも贅沢で興奮してしまう
というか、ふっと自然に笑みがこぼれてしまうくらい完璧だった
コーヒーを飲む空間としては、今まで見てきた中で最高に贅沢なように思う

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ルミエールブレンドとレアチーズケーキを頼んだ
お皿の下にはお店オリジナルの白い紙が敷かれる
シュガーポットもピカピカ
テーブルはもちろん大理石
ため息が出ちゃう

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特別室の奥には滝があって「光ナキ人ニ光ヲ」とある
コーヒーの大学院では、「人にやさしい心を」との創始者の心を受け継いで、開店以来恵まれない人々への援助活動をしているそうだ

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わたしが入ったときにはちょうど誰もおらず、しばし贅沢空間を存分に味わうことができた
お店の人たちは皆優しく、心が温まった

そしてこの日は雨
帰りのレジで「レインサービス」としてポイントカードをいただいた

雨の日は少し憂欝だけど、オーキット特別室なら喜んで出かけたいなと思う



(※「特別料金は発生しない」と書きましたが、後でホームページを見たところ特別室のメニューは少し高めに設定されているようでした。しかし、この記事はあくまでわたしが行った日のことをそのまま書き記したもので、もしかしたら通常と違っている部分があったりするかもしれません。また、わたしが見たホームページの情報が古い可能性もあります。)
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by chanomibanashi | 2011-06-05 01:02 | 神奈川県

阪東橋「喫茶 ムー」

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この存在感がとってもいいと思った
横浜橋商店街のアーケードにあるムー
レースのカーテンの奥が気になって、思い切って入ってみた

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アーケードの中のせいか、なんとなく明るさが足りない
煙草色のカーテンや貼り直しながら大事に使われているモスグリーンのソファに独特のムードを感じる
むしろこの明るさだからいいのかもしれない

すっきりとちょうどいいアメリカンを飲む
とても静かな空間だった


そういえば、ここに来て雑誌の『ムー』を思い出した
父親が好きでよく購入していたので、実家にたくさんあった
そんなこともあって、ひとり勝手に懐かしい気分に浸ってしまった
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by chanomibanashi | 2011-02-02 06:00 | 神奈川県

鎌倉「珈琲と洋菓子 門」

わたしは決して定番の観光地とか海とか似合うタイプではないのだが、江の島や鎌倉へ出かけるのが大好きである
いつもより少しだけ長く電車に乗っただけなのに、非日常の景色を眺めることができるからかもしれない

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鎌倉の小町通りといえば、いくつか素敵な喫茶店が思い浮かぶ
その中でも門は、店構えからしてかっこよくてモダン
勝手なイメージだが、なんだか大人な感じがするのだ

どちらかと言うと観光シーズンではない真冬にお邪魔した
その上閉店に近い時間こともあって、この日は貸切状態でコーヒーを飲んだ
整然と並んだイスとテーブルが心地よかった
ロゴ入りのカップとソーサーも

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落ち着いた大人の空間
表現が拙くて申し訳ないのだが、こういった「昭和のお金持ちの友達の家」の感じが堪らない
(例えが全然上手くないのが残念で仕方がない)
とにかく、モダンな中にもスタイリッシュなセンスの良さがあるのがいいと思った
ダンディ、と言ってもいいかな

帰りにマスターに、鎌倉の門に来るのを楽しみにしていたことを伝えた
心なしか微笑んでくれたように見えた

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さすがに写真は撮らなかったが、トイレのタイルがお洒落で可愛かったことも付け加えておきたい
男子用も女子用も、両方
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by chanomibanashi | 2011-02-01 02:01 | 神奈川県

阪東橋「コーヒー マツモト」

『私立探偵 濱マイク』
当時ものすごく夢中になって観たドラマ
映画以外で永瀬正敏を初めて見た
彼はもちろん、映像も物語もすべてがかっこよかった

横浜へはたまに遊びに行くのだが、マツモトへ行こうと思ったのはこの時が初めてだった
お店の前を通ってみると満席
横浜橋商店街でぶらぶら時間をやり過ごしてから再度覗いてみると、ちょうどひとつテーブルが空いていたのでドアを開けた

濱マイクを抜きにしても、本当に素晴らしい喫茶店だと思った
椅子とテーブルの感じ、ライト、メニュー表、そのどれもがわたしの好みだった
とっても濃いクリームソーダを飲みながら、隅々まで眺めた

ドラマの中でマイクが座っていた椅子に座り、マスターのお話を聞いた
撮影交渉に永瀬さんが訪れたこと、ファンがたくさん押し寄せて何杯も何杯もコーヒーをいれた日のこと…
今まで同じことを何百回と聞かれてきただろう
それでもマスターは、むしろわたしを喜ばせようと次々話してくれて、そんなマスターの気持ちがとてもうれしかった

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サービス精神旺盛なマスターはわたしをカウンターの内側にも招いてくれ、好きなだけ写真を撮っていいよと言ってくれた
お店に来たどのファンにもきっと同様にあたたかく、優しいマスターなのだと思う
その証拠に、ドラマの関係者がお店にくれた多数の写真やパネルを、遠方から訪れたファンに全部あげてしまったのだそう

話は尽きることなく、本当に楽しい時間だった
マスターは、永瀬さんの男らしさや人柄にとにかく物凄く惚れ込んだのだと言っていた

そして、そんなマスターも素敵な人であることは言うまでもない
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by chanomibanashi | 2011-01-30 01:10 | 神奈川県