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カテゴリ:東京・荒川区( 7 )

南千住「軽食・喫茶 エール」

エールに初めて行った日は、結局あまり楽しめずに終わってしまった
想像以上にゆったり広い店内と、有馬記念の予想に熱心なおじさま達の雰囲気に押されてしまったのだ
なんとなく居づらくなってしまい、ささっとコーヒーを飲み干してその日は帰った

その後も何度も南千住へ出掛けたのだが、エールだけは時間が合わず再び訪ねることができないでいた
そんなことを繰り返すうち「エールってどんな内装だったかな」と気になって仕方なくなり、改めて出掛けてみたのだった

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新しい気持ちでよく見渡してみると、随所に可愛いレトロが散りばめられていた
その中でもわたしは特に、ぽてっと丸いオレンジのランプシェードとダンディな配色と柄の壁がとても気に入った
前回ほとんど味わえなかった感動やワクワクをやっと堪能することができた

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だんだんエールの空気にも慣れて、書き物をしたり新聞を読んだりしながらすっかり長居してしまった
前回はそわそわしてしまったこの広さも、実は周りに気を遣わず長居するにはぴったりなことも分かった

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気になるけどなかなか入る勇気の出ないお店、大好きなお店、行ってみたいとチェックしたお店
全部は難しくても、行けるだけ沢山行った方がいいなと思う
新しい発見や新しいお気に入りに出会えるのはもちろん、いつまでも存在すると思っていたその場所が無くなることだってある
自分の経験や宝物を増やせるように、そして後悔しないように


(実際、エールの入口に置いてあった素敵なサンプルケースが今回の訪問では無くなっていてとても残念でした。当記事の下二枚の写真は2010年に撮影した、サンプルケースのある風景です。)
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by chanomibanashi | 2012-07-02 06:03 | 東京・荒川区

三河島「喫茶 ふじ」

にっぽり繊維街のメインストリートとはまた違う雰囲気の、東日暮里の路地裏
住宅地に紛れ込むように小さな喫茶店「ふじ」がある
目印は魚の絵のステンドグラスシール

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外から見ると、中の照明と相まって幻想的な印象を受けた
ちょうど外も薄暗くなった頃で、そのせいもあって尚更ムードがあったように思う
そして、中に入ったわたしはその照明に再び感動させられることとなったのだ

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天井を見上げると、光と影がもうとんでもなく凄いことになっていた
照明ひとつひとつのかわいらしさは勿論、さらにこの芸術的な影
ぽかんと口を開けてしばらく見入ってしまう
また、ふじは比較的天井が高く、この光と影をいっそうひきたてる好条件になっているとも感じた
訊くとこのお店自体は昔倉庫だったとのこと
しかも木造だそうで「音楽なんか流すといい音がするのよね」と奥さんが言った

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ココアをお願いすると、トーストとゆで卵も一緒に運ばれてきた
どうやらその時間帯のサービスらしく、太っ腹だなあと嬉しくなった
この日わたしは珍しく熱心に読書をしてしまい、だいぶ長い時間をふじで過ごしてしまった
そんなわたしを見て奥さんは「トーストもっと焼いてあげようか?」と声をかけて下さった
有り難い気持ちでいっぱいになったけれどおなかもいっぱいだったので、トーストはお断りして代わりにコーヒーを一杯追加で注文した

コーヒーを飲みながら奥さんとたくさん話をした
特に荒川区の町の様子や行政のこと、住んでいる人ならではのあれこれが興味深かった
また奥さんが猫好きなことが分かり、一緒に猫の話にも花を咲かせた

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「お店の入口から一番良く見えるところに、女性の絵を飾ると縁起がいいんですって」
そう教えてくれた奥さん
確かにふじはいつもたくさんのお客さんがひっきりなしに訪れて賑やかだ
ランチなどの食事メニューの無い喫茶店でそのような光景を見られると、なんだかこちらもうれしい気分になる
縁起のいい絵のおかげ…?
いや、あたたかいサービスと奥さんの人柄があってこそなのは言うまでもないだろう
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by chanomibanashi | 2012-04-30 02:02 | 東京・荒川区

新三河島「喫茶室 白樺」

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「和風喫茶」って、素敵な響き
通い慣れたようないつもの喫茶店とは違った感じなのだろうか
楽しみな気持ちとともにドアを開けた

入ってすぐ、紫と白のパーテーションが目に飛び込んできた
こういうのあまり見かけないな、個性的だな、なんて考えながら足元に視線を落とすと、そこには鯉が泳いでいた
ほかにも障子があったり瓦屋根のデザインのカウンターがあったりして、ああ、和風だなあとしみじみ納得した

時間ぎりぎりで申し訳ないとは思ったけど、朝食がまだだったのでモーニングサービスをお願いした
待っている間にそれぞれのテーブルを眺めてみると、広告で折られたゴミ入れが一つずつ置いてあることに気がついた
しかもそれらはすべて同じ形ではなく、折り方の違う新潟式と山形式(←わたしが勝手にそう名付けているだけだが)の二種類があったことで更に興味が湧いた

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トースト、コーヒー、ゆでたまごのモーニング
たまごの黄身がいい具合で、コーヒーも好みの味
いい気分でいただいた

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食事を終え、お店の奥さんと話をした
どうしても気になったゴミ入れのことを訊くと、やはり一方のゴミ入れは山形出身のお客さんが折ったものだと教えてくれた
白樺にはなぜか北の地域出身のお客さんが多いらしく、みんなコーヒーを飲みながらそれぞれのゴミ入れを折ってくれるのだそう

「あなたもひとつ持っていっていいわよ」と奥さんが言うので、山形式をひとついただいた
そういえばわたしのところでも祖母や母が折っていたな
そんなことを思い出して懐かしい気持ちになった

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by chanomibanashi | 2012-01-19 02:08 | 東京・荒川区

西日暮里「喫茶室 岬」

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このお店の「社長」がなんだか好きだ

お店の女性に「社長」と呼ばれる男性が入口近くに座っていた
わたしはてっきりお客さんだと思っていたのだが、その社長がお水やおしぼりを持ってきてくれるので不思議だった
常連さんがお手伝いしてくれるんだな、と考えたりもした

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結局トーストもサラダもみんな社長が運んでくれた
厚めのトーストはバターが塗ってある
コーヒーは濃いけれど後味が良い
あれこれもやもや考えながら、安くてボリュームのあるそのモーニングを食べた

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店内はレトロな空間で、ランプやテーブルが素敵だった
真っ赤な口紅がきれいな奥様が「店が古くてねぇ。珍しいでしょう」と声を掛けてくれた
お天気のことや、その時たまたま起きた山手線の事故のことなど、一見のわたしにも普通に気さくに話してくれた
さっぱりしていて、気持ちのいい女性だった

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お話を終え、会計を済ませて外に出ると、社長がお店の前に立っていた
言葉を交わすことはなかったけれど、わたしは社長がお見送りをしてくれているように勝手に思えた
「ごちそうさま、行って参ります」の気持ちでお辞儀をして通り過ぎ、すぐそこの西日暮里駅へ向かう
もう一度振り返るとまだ社長がこちらを見て立っていた
手を振ったら、振り返してくれた

よく考えてみると、もしかしたらお店のオーナーという意味の「社長」なのかもしれない
岬のあの雰囲気、そして社長、わたしは好きだ
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by chanomibanashi | 2011-06-11 03:39 | 東京・荒川区

日暮里「珈琲スナック デュエット」

日暮里せんい街で雑貨を買った後に立ち寄ったデュエット

扉を開けると、マスターが煙草を吸いながらテレビの二時間ドラマを見ていた
どちらかと言うとスナックという感じの雰囲気で、ミラーボールもカラオケセットもある
コーヒーをお願いして席についた

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苦くて強いコーヒーを飲みながら、二時間ドラマに出ている女優さんの話をしたり、マスターの息子さんと娘さんのお話を聞いたりした
おしゃべりでお茶目なマスターだなと思った
なかなか落ち着ける、楽しいお店だった

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ちなみにお店の名前の「デュエット」というのは、「夫婦ふたり」という意味なのだそう
この日は奥様にはお会いできなかったけれど、素敵な由来だなと思った
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by chanomibanashi | 2011-02-17 22:22 | 東京・荒川区

新三河島「coffee ナルビ」

京成線の線路沿いを歩いていた
ナルビを見つけて、そのまま自然に扉を開けた

入ってみると奥行きが広い
そしてきれいで整然としている
近所の人らしきお客が数人入ってきて、思い思いに過ごしている

この日は日曜で、平日なら12時30分までやっているモーニングが12時まで
たしか12時10分頃だっただろうか
年配の男性が「モーニングは終わっちゃったかなぁ」と言いながら入ってきた
少しの間のあと、マスターは優しく「いいよ」と言ってトーストの準備を始めた
ほっとする光景だった

おいしいアメリカンコーヒーを飲みながら、平和な日曜を楽しんだ

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帰り際、いろいろお話をしてくれた
チェーン店のコーヒーのこと、豆の焙煎や味のこと、近所のこと、タバコやマッチにまつわるお話
温厚でお話好きのマスターなんて素敵じゃないか
しかも興味深いお話ばかりで考えさせられることも多かった

写真を撮りながら、わたしにとってかなり好きなタイプの喫茶店であることをじわじわ感じた
こんなに広いのに、レトロな統一感がある
今では探したってなかなか手に入らないであろうランプや椅子、インテリアたちが、十分手入れされて何十年もその姿を保っている
そしてアメリカンがおいしい

近くにいい喫茶店があってよかった
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by chanomibanashi | 2011-02-04 01:55 | 東京・荒川区

新三河島「COFFEE おいしい水」

初め、この「おいしい水」というのがお店の名前だとは思わなかった
奥様に聞いて「ええ、うちの屋号ですよ」と言われ、なんて知的な名前なんだろうと思った

この「おいしい水」の文字、お店で使われている椅子の背もたれにもしっかり透かし彫りされている
お店への愛情とでも言うのだろうか、または自信の表れなのだろうか
強い信念のようなものを感じた

この日はとても寒く、しかも夕食の時刻も迫っていた
しょうが焼きを食べているお客さんがとても羨ましかったけど、わたしはアメリカンコーヒーで体と心を温めた

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窓の形がお洒落だった
黒い革張りの壁には水道の蛇口型のライトが付いている
おいしい水のシンボル

写真を撮っていると、奥様がわたしの後ろにやってきた
カメラのモニターを覗きこんで「ねえ、どんな風に写ってるの?」と興味津々のご様子
とてもかわいらしいです、奥様
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by chanomibanashi | 2011-01-29 00:14 | 東京・荒川区