カテゴリ:東京・大田区( 4 )

六郷土手「喫茶・軽食 ハッピーバード」

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六郷土手駅を降りてすぐに見えるハッピーバード
外から観ると、店内の照明がキラキラとまるで星を散りばめたように輝いている
どんなふうになっているのだろう、と、期待に胸をふくらませながら階段を上った

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中に入って早速天井を確認すると、小さめの電球が細かくたくさん付いていた
わあ、こうなっていたのか
趣向を凝らしたランプシェードや派手なシャンデリアもいいけれど、こういうシンプルに魅せる照明も素敵
店内は適度に広く、全面窓も心地よい
ステンドグラスシールがあしらわれた窓も可愛らしかったりと、全体がほのぼのとあたたかいお店だなと感じた

セットメニューが豊富にあったのだが、モーニングは無い様子
ハムサンドとアメリカンをお願いした

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一人で食べるには多いくらいたっぷりのハムサンド
しかもハムが厚い
粒マスタードが効いていてどんどん進む味だった

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現在のお店は改装して30年ほどとのこと
テレビ番組の再現VTRの撮影などにも使われたことがあるそうで「駅から近いからね」「レトロ調だからね」とマスター

他にもあれこれ話した中に「ここは茶屋からずっと続いてて…」という件があってはっとした
何でもハッピーバードは遡ること江戸時代、お茶屋さんの時代から先祖代々続いているのだそう
もちろんその当時は農業と兼業だったり今とは場所が少し違ったりしたそうだけど、ハッピーバードはずっと昔から飲食に携わりながら受け継がれた、由緒正しき喫茶店なのだ

話してみないと分からない、壮大でロマンあるお店の歩みを聞くことができて感慨深かった
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by chanomibanashi | 2012-07-18 08:01 | 東京・大田区

池上「喫茶 コボちゃん」

池上には事前に調べた気になるお店がいくつかあった
しとしとと小雨の降る5月のある日、それらを探すべく初めて池上をぶらぶら歩いた
しかし調べたお店はそのほとんどが閉店しており、しかもほんの数ヶ月前までは営業していたりとますます残念な事態となってしまった

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さっぱりしない天気もまたわたしの心を暗くした
ため息をつきながらとぼとぼ歩き、この日最後に訪れたのが喫茶コボちゃん
冴えない気持ちのまま席についたのだけど、このお店のたくさんの魅力に触れるたびに暗いことの色々をすっかり忘れて、とても楽しい気持ちになれたのだった

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まずはメニュー
手書きの絵や文字がとても可愛い
分かりやすいし、楽しいし、何より美味しそう
あれこれ悩んでこの日はベーコンエッグセットをお願いした
本棚で見つけた植田まさし先生の『コボちゃん』を読みながらのんびり待った

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ワンプレートにベーコンエッグ、トースト、ポテトサラダが乗っている
トーストはほんのり甘くて香りもいい
たまごの焼き加減も良く、さりげなく置いてくれたお醤油も嬉しかった
(わたしは目玉焼きを食べる時、白身には塩コショウ、黄身にはお醤油をかけるのがお気に入り)
この時のお客はわたしだけ
お店の奥さん二人の楽しそうな世間話を心地よく聞きながら、嫌なことや残念な出来事も気にならないくらい穏やかな気持ちになっていった

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メニュー同様、壁に貼られた絵もとても上手
もしかして植田先生ご本人が…?と思って尋ねるとそうではないとのこと
お店の奥さんに訊くと、こういった絵やデザインが得意な人に頼んで描いてもらったのだそう
「絵でも何でもこういう才能があるっていいわよね」と奥さんが言うので、本当にその通りだと思い、わたしは何度も頷いた

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植田先生の許可をもらったというお店の屋号
そして、あの漫画同様にほのぼのとしたあたたかいお店であることがとても嬉しかった
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by chanomibanashi | 2012-06-01 05:00 | 東京・大田区

梅屋敷「珈琲 琵琶湖」

梅屋敷の商店街の中ほどに、琵琶湖は現れる
先代がまさに近江商人、それがお店の名前「琵琶湖」の由来
喫茶店になったのは現在の二代目からだそうだ

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いかにも喫茶店らしい空間だと思った
イス席もソファ席もゆったりめで、のんびりと寛げる
メニューが豊富なのもうれしかった
ファミリーレストランのような写真入りの大きなメニュー表をくまなく嬉々として眺める
スパゲティ、サンドウィッチ、ケーキ、ピザやドリアもあって迷ってしまう
わたしはその中からホットケーキセットをお願いした

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凝ったステンドグラスのランプシェードに見とれる
お店のために燕三条でオーダーした特注品だと奥様が教えてくれた
琵琶湖にはあちらこちらに奥様のこだわりがあって上品にまとまっている
とっても綺麗な花が活けてあるな、と思って見ていたものが実は造花だったことには驚いた
本格的な造花を、それによく合う花器に活けて飾るのが奥様の趣味なんだそう
ちなみに琵琶湖の奥様、すごく美人
美しい人は趣味も美しいなと惚れ惚れしてしまった

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カウンターの奥ではマスターが黙々と調理をしている
運ばれたホットケーキにはバターと生クリームの両方がトッピングされていた
熱いコーヒーを飲みながら、贅沢な時間を過ごした

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わたしの行った日はちょうど他のお客が帰ってしまって、しばらく貸切状態で過ごした
でもそんなことは珍しいらしく、普段はいつも混み合っているのだそう
「平日とか休日とか、やっぱり関係あるんでしょうかね」わたしが問いかけると「うーん、曜日よりお天気かしらね」と奥様は言った
そういえばこの日は一日中しとしと雨ふり
束の間の一人占め…、そう思うとこの日琵琶湖に引き寄せられた幸運に感謝せずにはいられなかった
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by chanomibanashi | 2012-05-25 20:05 | 東京・大田区

大森「珈琲 モナリザ」

中の様子が見えそうで見えない青い扉
モナリザ、と古めかしく書いてある

その扉を開けると、正統派のマスターが迎えてくれた
腕にネームの入った白いシャツと黒いベスト
古いけれどきれいに整えられたお店の雰囲気にぴったりのマスター
こういう風景を目にする時が、喫茶店をあちこち訪ねる中で最も安心する時の一つである

二階もあるが、今は使っていないとのこと
一階だけでもじゅうぶん素敵なので満足だったのだけど、階段のあるお店に入るたびわたしはその先にある空間をいろいろ想像して楽しむのが習慣になっている

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外はじめじめ暑い日だったけれど、ありがたいことに程よく気持ちよくエアコンが効いていた
メニューも見ずにホットコーヒーをお願いした
濃い目で、じっくり美味しい味がした

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「チモトの看板、あまり見かけない茶色ですね」
わたしにとって緑色のチモトのほうが見慣れていたので、マスターに質問してみた
「ああ、あれは古くて、緑のやつは新しいんだよ」

モナリザでひとつ、喫茶店についての知識が増えた
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by chanomibanashi | 2011-09-01 19:23 | 東京・大田区