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カテゴリ:群馬県( 3 )

桐生「珈琲の店 エリーゼ」

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お店の前まで来て、入ろうかどうしようか少し迷っていた
エリーゼは二階にあり、中の様子がさっぱり分からなかったからだ
しかし古めかしい看板がやっぱり気になったので、ドキドキしつつも階段を上った

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丸い窓がかわいい、小ぢんまりとしたお店
窓だけでなくカウンターや壁にも曲線が用いられているので、全体が柔らかい印象だった
そんな中なので、真新しい地デジテレビがよりいっそう角ばって見えた
なんだか違和感あるな、などと思っていたけれど、お店のおばあさんやお客さんたちがわいわい言いながらワイドショウにかじりついているのを見て、これでいいんだと心底納得した

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カフェオレは少し苦みがあって、でもあっさり飲みやすい
そのまま味わったり、砂糖を入れて甘くしたり、一杯を楽しんだ

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30数年ずっとそのままの店内らしく、「店もそうだけど、人間も古いからねえ」とおばあさんは笑った
ユーモアのある、お喋り好きなはつらつとした方だった

お店との出会いは、同時に人との出会い
迷わず扉を開こう
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by chanomibanashi | 2011-12-11 21:21 | 群馬県

桐生「モリムラ珈琲店」

桐生駅に降り立ち、さてどうしようかと考えていると、ちょうど電動自転車の貸し出しステーションなるものを見つけた
しかも無料
身分証明書を提示し、注意点を聞き、自転車を一台借りたのだった

しかしこの電動自転車、ものすごく怖い
簡単に快適を得られるものだと思っていたが大間違いだった
踏み込んだ時のあの何とも言えないギュンとした加速にほぼ馴染めず、ガックンガックンいいながら桐生の町を見て回ることとなった

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どこをどう来たのか自分でもよく分からぬまま、屋根つきの歩道のある商店街に辿りついた
そこには一軒の喫茶店があった
看板の色づかいやロゴマークがかわいい

優しいお母さんと言った感じのマダムがにこやかに迎えてくれた
朝も昼も食べていなかったので、ボリュームがあって美味しそうなホットサンドとアメリカンをお願いした

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テーブルやイスは使い込まれてつやめいていて、頭上のランプも面白い形をしていた
地元では新聞や雑誌にも取り上げられたようで、店内には切り抜きが貼られていたり

そしてこの日のメインのホットサンド
見るからにいい色をしていて食欲をそそる
実際食べてみると、見た目通りカリカリあつあつで美味しい
さらに素晴らしいのは、横に添えられた野菜サラダのたっぷり具合
沢山野菜を食べて欲しいというマダムの優しさもたっぷり伝わってきた

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手書きのメニュー表や絵がとても上手だったので、帰りにマダムに訊いてみた
するとマダム、自分が書いたものだと少し恥ずかしそうに言った
「こういった絵でもね、落款を押すとそれなりに見えていいのよね」と言いながら、あれこれ絵のことを説明してくれたマダムがとっても可愛らしかった

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お店の雰囲気も、マダムの人柄も、どちらも温かくてアットホームないいお店だった
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by chanomibanashi | 2011-11-13 08:25 | 群馬県

高崎「コンパル」

青春18きっぷで、日帰りで行けるところまで行こうと思った
時間をかけた長距離移動がわりと苦にならないので、昔から18きっぷの旅をよくしていた
行ったことのない群馬県が頭に浮かんだ

高崎では少林寺の達磨を見たり、少し足をのばして横川駅に峠の釜めしを買いに行ったり、碓氷峠鉄道文化むらで貴重な車体を見たりして、ひとりでもけっこう満喫できた

高崎市内で一軒の喫茶店に立ち寄った
そこがもう本当にかわいくて、大好きになってしまった
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一階にはサンプルケース、階段を上がって二階に入口があった
ドアの前には利口そうな黒い大きな犬がいて、じっとこちらを見ていた

窓際の明るい席で、白髪のマスターが読書をしていた
わたしに気が付くと、今まで座っていたその席をわたしに勧めた
「ここが一番あたたかくていいですよ」

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なんだかもの凄く懐かしい気持ちになった
どれもこれも好みで、夢中で写真を撮った
ポップな絵が飾られ、観葉植物がたくさん配置されている
可愛らしいまま大人になったような、本当に夢のような空間だった

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コーヒーを頼むと、プリンも一緒に付いてきた
マスターの優しさをありがたく頂戴した
レトロな銀の皿にちょこんと乗っかるプリン
おいしかった

マスターは遠方からの珍しいお客であるわたしにあれこれ話をしてくれた
高崎の街のこと、マスターが感じる最近の若者のこと、日々の生活のこと、もちろんお店のことも
理屈っぽさや偉そうなところが全く無く、終始優しい口調で興味深い話を聞かせてくれた
一番共感できた話が動物のこと
入り口のわんこは「ライス」ちゃん、と教えてくれた
不幸な境遇だったところをマスターが引取って育てたそうだ
わたしにも野良出身のねこが二匹いるので、ペットを飼うということについてお互いの経験を話し合ったりした

「動物はね、分かるんだよね。人間の言葉は分からないけどちゃんと分かってる」

本当にその通りだと思った

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マスター、ライスちゃん
いつまでもお元気で
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by chanomibanashi | 2011-05-21 02:01 | 群馬県